釜石の有志

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野田 武則

(釜石市長)

嶋田 賢和

釜石市 前副市長

岩手県沿岸部の釜石市は、被災した方々の生活再建を第一としながら、人口減少・少子高齢化を踏まえた持続可能なまちづくりに取り組んでいます。近代製鉄発祥の地として日本の工業を牽引した歴史や、食の宝庫である豊かな三陸の海など、足元の資源を生かしながら、市内と市外、官と民とで手を携えて課題を解決したいと考えており、イニシアティブを通じた関係各位の連帯を発展させられるよう尽力致します。

中村 一郎

岩手県政策地域部長

震災当時、私は沿岸広域振興局長として釜石市に勤務しており、復旧・復興の第一線で携わった者として、復興は私の使命であると感じております。今、被災地の基盤復興とまちづくりが本格化しております。震災前に戻すのではなく、地域の将来のあるべき姿を創造することが求められています。岩手県としても、本イニシアティブと連携しながら、地域を担う人材を育成し、地域の描く未来像をともに築いていきたいと思います。

藤川 結太

富士通
【2015年6月~出向中】

私たちが釜石にいる残り2年弱という短い期間の中で、まちを大きく変えるのは難しいと思います。でも私たちが残したものが街の空気や人を少しずつ変えていき、その蓄積によって20年後、30年後、この街が大きく変わっている、そのきっかけになる何かを残せたらいいなと思っています。釜石の地で新しいまちづくり・ひとづくりを実現すべく、力を尽くしていきます。

髙藤 聡

リクルート
【2015年4月~出向中】

「自分たちのまちの未来を、自分たちで創りだす」
そのような強い想いと決意をもった人が、立場や役割を超えて起ち上がり、つながり、この釜石の未来のために動こうとしている。
それが2015年4月~釜石に入り、色々な人とお会いする中で感じた私の率直な想いです。
人口減少、少子高齢化という日本の社会課題に対する先進エリアとして釜石がどのような未来を描き、釜石らしく創り上げていくのか。そのプロセスの主人公である自らの意志で起ちあがった”人”たちの挑戦に、健全なる伴奏者としてサポートをしていきます。

中村 優希

ヤマト運輸
【2015年4月~出向中】

震災から4年が経った今、復興に対する熱の矛先が不明確なために不完全燃焼を起こしているように感じます。外から来た私たちがすべきことは、客観的な目線を忘れず地域が目指すべき方向性を示唆することではないかと考えます。そしてその方向性を地域が主体的に決定し、それに集まる人々をつなげることで、被災地での活動がより加速するのではないかと思います。地域のプレイヤーになるだけでなく、客観的目線を忘れずに2年間、釜石・大船渡・気仙沼のために尽力します。

吉田 智明

岩手銀行
【2015年4月~出向中】

岩手県出身で岩手県にある企業から出向しています。震災のあの瞬間から現在の状態まで復旧したことは、外からの支援もさることながら、皆さんの地域を何とかしたいという想いのエネルギーがあったからだと私は信じています。
想いが伴った行動は、業種や地域を越えて釜石の街へ新たな可能性をもたらします。先の見えない新しい事への挑戦に対し、いったん立ち止まったとしても、前に進む勇気を持って挑んでいきます。

野村 卓哉

リコー
【2013年7月~2015年6月出向満了】

昨年8月に釜石市に入り、地域のリーダーを育成する人材育成道場、復興計画具現化の議論を進めてきた。議論の中で良いアイデアが出ても、2年で出来ることは限られ『私がやる』とは言えない。応援で入った人とこの街で生きていく人の境目をそこに感じていた。だが「自分の街は自分らが創る」、立ち上がった素敵な人達と道場で出会い、間違いに気付いた。街を日本、世界に置き換える。それらは繋がる。この街で起きていることは明確に自分事だった。残り1年半、この街の人達と全国の皆様とをつなぎ、この街の未来を共創する挑戦に力を尽くしていきたい。

堀部 史郎

リコー
【2013年7月~2015年6月出向満了】

2011年、出向元企業で復興支援に入っていた時の釜石は、メインストリートの両側に被災した建物が残り、夜の明かりも少なく、いつになったら人が戻ってくるのか希望が見えませんでしたが、震災から3年を経た街並みは着実に復興しつつあります。ただその裏では、最盛期の4割となった人口、35%の高齢化率、など震災前からの難しい課題があるのも事実です。これらに対して、地域を支える若手経営者の人材育成や、多様な再生可能エネルギー源などの釜石固有の資源を活用した産業づくりで、雇用を生み出す活動に取り組んで参ります。

塙 貴弘

武田薬品工業
2013年4月~2015年3月出向満了】

街には、ようやく新たな建物や店ができ始め、復興に向かって目に見える変化が起こりつつあります。しかしながら、多くの被災地同様、震災前からの課題と震災による課題が複雑に絡み合い、依然として、ひと筋縄ではいかない状態です。釜石の歴史や資産を大切にしながら、地域に寄り添い、「ここに住む人たちが自立的に課題解決していくには何が必要か」を考えながら、地域の皆様や関係者など多くの方と協力し、活気ある街づくりに取り組んでいきます。